お金の増やし方に腐心する家庭を増加させた労働市場の流動化

我が国では高度経済成長を経験して以来、物質的豊かさを得て物やサービスの溢れかえる日常生活を送ることができるようになりましたが、その後、成長率が落ちてきてから30年近く経過し、サラリーマンの平均給与の伸びが低下してきたわけです。

この間に労働市場でも規制緩和が進んで、かつては正社員が従業員のほとんどを占めていた企業でも終身雇用制が影を潜めてしまって、さまざまな雇用形態の非正規雇用者が増え続けて1800万人にまで増えてきた結果、多くの職場が正社員の賃金より少ない賃金で働く従業員の混成部隊になってしまいました。
従って、お金に余裕がないのについつい欲しいものやサービスを購入する人が社会に増えてきて、毎月の生活費が赤字に陥ってしまい、家計に回せるお金を増やしたくても増やせられず、貯金の殆どたまらない世帯が増えているわけです。

一般家庭におけるお金の増やし方は収入を増やして支出を減らすことで実現できるのですが、大都市部の生活では最初に住まいにかかる費用が支出の大きな割合を占めているはずです。

次いで、衣料と食事関係では贅沢品の購入を避け、家族揃って健康体を維持し、日々の3食では自炊に徹して無駄使いや遊興費の抑制に努めた生活に必要な出費がほぼ固定費的な支出になるので、このレベル以上の収入を得ることがお金の増やし方の目標になるでしょう。一方で、収入の方は稼ぎ手がサラリーマンなら急に増えることは考えられず、むしろ、雇用不安が急に失業につながりかねない厳しい状況の家庭が多いはずですから、副業に手を出すか、預貯金を資産運用して増やせるか否かに目が向くのですが、ハイリターンの金融商品はハイリスクであることが避けられないことを認識していないと大やけどする羽目に陥りがちです。

Copyright (C)2017どうすればいいの?上手なお金の増やし方.All rights reserved.